タイの一般事情
項目 | 詳細 |
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面積 | 51万4,000平方キロメートル(日本の約1.4倍) |
人口 | 6,609万人(2022年)(タイ内務省より) |
首都 | バンコク |
民族 | 大多数がタイ族。その他 華人、マレー族等 |
言語 | タイ語 |
宗教 | 仏教 94%、イスラム教 5% |
略史 | タイ王国の基礎は13世紀のスコータイ王朝より築かれ、その後アユタヤ王朝(14~18世紀)、トンブリー王朝(1767~1782)を経て、現在のチャックリー王朝(1782~)に至る。1932年立憲革命。 |
元首 | マハ-・ワチラロンコン・プラワチラクラーオチャオユーフア国王陛下(ラーマ10世王) |
GDP | 4952億ドル(名目、2022年、タイ国家経済社会開発委員会) |
一人当たりGDP | 7,089.7ドル(2022年、タイ国家経済社会開発委員会) 主要産業 |
主要産業 | 農業は就業者の約30%を占めるが、GDPでは10%未満にとどまる。一方、製造業の就業者は約15%だが、GDPの約30%と最も高い割合を占める。また、タイ経済の柱は観光であり、例えば、新型コロナウィルス感染症拡大前の2019年には海外からの観光収入が605億ドル(世界第4位)となっている。なお、これはタイのGDPの約12%に匹敵する額である。 |
バンコクで進む都市化と東部臨海地帯のインフラ投資
1999年に高架鉄道システムBTSが開通してから、新路線開業と延伸計画はかなりのスピードで進んでおり、開業間近の路線を含めると11路線が首都圏を網羅する大量輸送ネットワークが確立されている。常に安定した投資対象として巨額の投資マネーが流入しており、チョンブリ県、ラヨーン県など東部を中心に政府が巨額の投資を行なっているエリアでは、港湾、工業団地、高速道路のインフラが進められ、世界各国から多くの製造業が進出している。特に、最近では電気自動車関連の投資も急成長している。
左図 BTS&MRT路線図 引用先 https://www.eg.mahidol.ac.th
右図 タイ工場地帯マップ) https://www.sme.go.th
考察
主要産業で製造業がGDPの約30%という最も高い割合を占めていることに注目したい。
ASEAN ( タイ、インドネシア、シンガポール、フィリピン、マレーシア )の中でも最も高度な工業化が進んだ国であるタイは、トヨタ、ホンダ、日産の御三家に加え、三菱、いすずなども工場を構えており、欧米系のフォード、ベンツ、GMやBMW、最近では中国のMG、BYDなども同様です。それに付随して数多くの部品メーカーもタイに工場を構えている。
また観光業がGDPの約12%という同国は。これは世界の名だたるチェーンホテルがバンコク、パタヤ、チェンマイやプーケットなどへホテルを出店している。
上記より、製造業や観光業に従事する駐在員向けの住宅需要が多いことが読み取れる。[ 現在タイに於いて300~400万人の外国人が在留しているといわれている。
そのうち在留邦人は78,431人であり、国別在留邦人のランキングでは3位である。
(2022年10月 外務省基礎データーおよび TABIZINEより) ]